eSIMとは
eSIMは、「embedded SIM(embedded Subscriber Identity Module)」の略。
embeddedは、「埋め込まれた」の意味になります。
つまり、埋め込まれたSIM。
どこに埋め込まれているのかというと、端末になります。
従来は、物理的なSIMカードを調達して、それを端末に挿入して利用する形式が一般的でした。
ですが、最近の機種のなかには、端末にSIM機能が埋め込まれているものが出てきています。
で、通信サービス会社とeSIM契約をして、端末内部のSIM情報を書き換えることで利用していきます。
SIMカードの受け渡しを郵送等でやり取りする必要はなく、スマートです。
ただ、eSIMを使うためには、
■端末側
■通信サービス会社
の両方が対応している必要があります。
eSIM 日本
いま、日本国内でeSIMのサービスを展開しているのは、二社のみとなります。
■楽天モバイル(MNO)→ 楽天モバイル
■IIJ → データ通信専用SIM eSIMプラン | IIJmio
です。
eSIM 楽天モバイル
2020年4月8日に正式スタートした、キャリア(MNO)としての楽天モバイル。
公式サイト→楽天モバイル
eSIMサービスを提供しています。
いまのところ、公式に対応しているのは「Rakuten Mini」という端末のみ。
ただ、動作保証対象外となりますが、iPhone 11なども、APN設定を手動でやったりすることで使えるといった情報が(ネットで)見られます。
参考情報↓
eSIM 格安SIM(IIJ)
格安SIMサービスでのeSIM提供は、いまのところIIJのみとなります。
●データ通信専用SIM eSIMプラン(ベータ版) | IIJmio
●データプラン ゼロ
の2種類あります。
2種類とも、データ通信(インターネット接続)のみで、音声通話などには対応していません。
eSIM iPhone
iPhoneでは、XS・XR以上の機種がeSIMに対応しています。
■iPhone 11
■iPhone 11 Pro
■iPhone 11 Pro MAX
■iPhone XS
■iPhone XS Max
■iPhone XR
2020年4月16日に発表された、iPhone SE2(第2世代)も、eSIMに対応しています。
eSIM 対応スマホ
eSIMに対応しているスマートフォン端末。
一般的な機種としては、次のものがあります。
■iPhone SE(第2世代)
■iPhone 11
■iPhone 11 Pro
■iPhone 11 Pro MAX
■iPhone XS
■iPhone XS Max
■iPhone XR
■Google Pixel 4
■Google Pixel 4 XL